「ブレーキきかなかった」落下の施設送迎車 ドライバーは今まで無事故の職員
KKT熊本県民テレビ
20日に天草郡苓北町で障害者施設の送迎車がフェンスを突き破り、男性1人が死亡した事故。運転していた施設の職員が「ブレーキがきかなかった」と話していることがわかりました。
この事故は20日午前9時前、苓北町上津深江の国道324号沿いにある施設の駐車場で、障害者施設の送迎車がフェンスを突き破り、前方部分が道路脇の草地に落ちたものです。車に乗っていた施設関係者3人と利用者7人の10人全員が搬送され、利用者の森元政秋さん(73)が胸などを強く打ち死亡しました。障害者施設の施設長によりますと、森元さんは最後列に車いすを固定して乗車していたということです。
定期受診のため利用者を病院に連れていく途中だったという送迎車。 運転していた40代の男性職員は今まで事故を起こしたことがなく、施設の聞き取りに「ブレーキがきかなかった」と話しているということです。
KKTの取材に対し施設長は「事故を起こしてしまい申し訳ありません。今までのマニュアルをより一層見直して利用者の安全に努めたい」とコメントし、今後送迎車にドライブレコーダーを設置したいと述べました。