模様眺め気分が強まる中、直近で業績上方修正した3銘柄
10月21~25日の週で注目を集めそうな銘柄が、10月23日に新規上場予定の東京地下鉄(東京メトロ)である(写真:sachinyan/PIXTA)
10月18日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均株価が3万9000円台を回復する場面があった。前日のアメリカ株式市場でNYダウ平均株価が前日比161ドル高と続伸し、過去最高値を更新したことや、外国為替市場で1ドル=150円台へと円安が進行したことを好感した。ただ、その後は買いが続かず、上昇幅を縮小する展開に。日経平均終値は前日比70円58銭高の3万8981円75銭と、3日ぶりに小幅反発した。 来週(21~25日)の東京株式市場は模様眺め気分が強まり、方向感に乏しい展開となりそうだ。企業の4~9月期決算発表の本格化を翌週に控えていることや、10月27日に投開票を迎える衆院選の結果を待つ投資家心理が影響しそうだ。 その中で注目を集めそうな銘柄が、10月23日に新規上場予定の東京地下鉄(東京メトロ:9023)である。公開価格は1200円、時価総額が約7000億円と久々の大型上場だ。 2025年3月期の配当は40円、公開価格の1200円で試算した配当利回りは3.3%と、他の電鉄各社と比べて高いことや、所有株式数に応じた乗車証、同社関連施設の優待券など株主優待の充実にも関心が高まっている。 来週の日経平均の想定レンジは3万8500~3万9500円とする。
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冨田 康夫