「鎌田大地らを失い、監督はサッリからバローニへ。これが客観的な状況」ラツィオ番記者が嘆き
イタリア人ジャーナリストのジュリオ・カルドーネ氏が24日、ラツィオ地元ラジオ局『ラディオセイ』の番組内で嘆いた。 鎌田大地の将来は?欧州の日本代表選手 去就まとめ 昨年のセリエA準優勝から一転して、今シーズンは成績不振が続いてシーズン途中にマウリツィオ・サッリが辞任したラツィオ。後任のイゴール・トゥードルの下、7位でフィニッシュしてヨーロッパリーグ出場権は確保したが、シーズン終了後に次々と主力が退団。鎌田大地をはじめ、ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンも契約満了を持ってクラブを後にした。さらにはトゥドール監督まで電撃辞任し、チームの弱体化が指摘されている。 元ヴェローナ指揮官のマルコ・バローニを招聘したラツィオだが、イタリア紙『レプブリカ』などに寄稿するラツィオ番記者カルドーネ氏は不満を吐露した。 「バローニのような監督を招聘し、どうしてクラブの縮小化を話題にせずにいられるのだろうか? 我々がそれを言うとクラブは腹を立てるが、それならば(プレシーズン合宿の始まる)7月11日までに縮小化を否定できるような選手を獲得して欲しい」 さらにイタリア人記者は、監督が過去にユヴェントスやチェルシー、ナポリなどを率いた経験のあるサッリからトゥードル、バローニと交代したこと、さらに鎌田やルイス・アルベルトらが退団したことに「これが客観的な状況だ。ラツィオはサッリからトゥードル、バローニへと監督が代わっていき、カマダやルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンを失ったんだ」と、クラウディオ・ロティート会長のチームの現状を嘆いた。