ルージュリナージュ(5月29日撮影、(c)netkeiba)

　元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が3日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョイス』に出演。9日(日)に東京競馬場で行われるエプソムカップ(3歳上・GIII・芝1800m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。 【写真】ヴィクトリアマイルに参戦したルージュリナージュ 　田井氏は複数頭をピックアップしたが、ルージュリナージュ(牝5、美浦・宗像義忠厩舎)を「良馬場ならこの馬」ときっぱり。「ヴィクトリアマイルで上がり3F最速をマークした爆発力は、GIIIなら牡馬混合でも最上位」と期待する。馬体写真を見て「臀部は500kg以上ある牡馬と比較しても立派に映る」「横幅があって容積が広く、各パーツのメリハリがあって質も高い」などと解説。東京で全6勝を挙げた父スピルバーグとシルエットは似ていないとしつつも、「その爆発力はしっかり受け継いでいるようです」と述べた。 　本馬は4勝中2勝が今回と同じ東京1800m、他2勝が東京2000mと新潟外回り1800m。「ストライドが大きい馬は大箱コースを得意とするのがセオリー」「いかに直線が長いコースに特化しているかが、戦績を見ればわかります」とコース適性の面からも強調した。今回はGI直後とあって、毛ヅヤや筋肉の張りも休み明けの馬とは一線を画す状態。「初めての重賞タイトルを掴み取る大きなチャンスです」と期待をかけた。