<吉柳咲良>「ブギウギ」若手スター歌手・水城アユミ役で朝ドラ鮮烈デビュー まだ19歳「いつかヒロインに」
俳優の吉柳咲良(きりゅう・さくら)さんが、趣里さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第25週「ズキズキするわ」(3月18~22日放送)から若手スター歌手、水城アユミ役で登場した。現在19歳の吉柳さんは朝ドラ初出演。「ブギウギ」のヒロインオーディションを受け、ヒロインには年齢的に若いということで、終盤でスズ子(趣里さん)の前に現れる新進気鋭の若手歌手、しかも亡き大和礼子(蒼井優さん)の娘という重要な役どころを演じることになった。吉柳さんに、朝ドラへの思いなどを聞いた。インタビュー前後編の前編。 【写真特集】吉柳咲良が昭和の伝説的歌手に! 「アイドル誕生」で山口百恵役 似合っている?
◇10代最後のタイミングで朝ドラ出演「周囲はすごく喜んでくれた」
吉柳さんは2004年4月22日生まれ、栃木県出身の19歳。2016年の「ホリプロタレントスカウトキャラバン」(ホリプロTSC)でグランプリを獲得。中学1年生の2017年に史上最年少の13歳で10代目ピーター・パンとして主演を務めて話題となった。NHKの特集ドラマ「アイドル誕生 輝け昭和歌謡」では、山口百恵役を務めた。
同作の制作統括を務める福岡利武さんは、吉柳さんについて「ヒロインオーディションを受けていただいたんですけれど、歌にすごくパンチや勢いがあってエネルギッシュなところが本当にすてきでした。年齢的にお若かったので、スズ子にはちょっと難しいなというところだったんですけれど、度胸のよさと歌のパンチ力が魅力的で、どこかで何か(いい役が)あればというふうに思っていました」と印象を語る。
吉柳さんには「ブギウギ」の放送が始まった直後の昨年10月頃、水城アユミ役のオファーが舞い込んだ。
「10代最後のタイミング、もうすぐ20歳になる手前で朝ドラにこんな形で出演させていただけることになると思っていなかったので、素直にうれしかったですし、予想していなかったので、本当にびっくりしました」と振り返る。