<吉柳咲良>「ブギウギ」若手スター歌手・水城アユミ役で朝ドラ鮮烈デビュー まだ19歳「いつかヒロインに」
視聴者として見ていた「ブギウギ」は、「元気がもらえるなって。ほぼ歌唱シーンがフル尺で、長い時間を使っていて、また何度も出てくるドラマってあまり見たことがなかったので、一緒にお客さんになった気持ちでステージを楽しめるというのはすごくすてきだなと思いました」と感じていた。
朝ドラに出演が決まって、周囲の反響は?
「周囲はすごく喜んでくれました。何よりもおじいちゃん、おばあちゃんが朝ドラを見ていたので、朝ドラに出るということを伝えたときはすごくうれしそうでした。私が出るのを知る前から『ブギウギ』は見ていたので、まさかここ(終盤)で出てくるなんて思ってなかったでしょうけれど。出たときは驚いたでしょうね」と笑顔で語る。
◇朝ドラは「いつか出たい」憧れの存在 一員になれて「自信になった」
吉柳さん自身の印象深い朝ドラは2018年前期の永野芽郁さんがヒロインを演じた「半分、青い。」だという。吉柳さんにとって朝ドラは「俳優という職業をやっている人たちにとっては(頭の)片隅にあるというか、いつか出たいものという思いがある」憧れの存在だった。
「自分が朝ドラに出るということを、どこかで夢見ていたと思いますが、それが現実になるなんて思ってもみなかったですし、また、こんなに早く出させていただけると思っていなかったので、私は本当に運が良かったなと思います。これだけ長く歴史を重ねて(『ブギウギ』は109作目)いろんな作品があり、年齢・性別を問わずさまざまな人が見ている。同業の方もたくさん見ていたりするので、多方面で自分の名前を知っていただけるきっかけになりました。うれしかったですし、私も朝ドラの一員になれたと自信になりました」
今年は「自分の殻を壊す」ことを目標に掲げ、5月から上演されるミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のジュリエット役などこれまでのイメージにない役柄にも挑戦している吉柳さん。朝ドラ出演も”殻を破る”一つになったのだろうか。