新鮮な地魚味わって 20店舗でキャンペーン始動、天ぷらの試食など盛況【宇部】
宇部市は1日、魚離れが進む若い世代をはじめ、多くの市民に市内で水揚げされる水産物の魅力を知ってもらおうと、初めての「うべの魚を食べよう!キャンペーン」をスタートした。11月30日まで。 市内の鮮魚店やスーパーの計20店舗が参加。市内で水揚げされた魚の刺し身、唐揚げ、煮付けなどの商品に貼られた「うべ地魚」のシール5枚を集めて応募すると、抽選で参加店舗で使える3000円分のクーポン券、市内在住のイラストレーターうえだのぶさんが描いた「ケンブツジャコ」のイラスト付きキーホルダーが各50人に当たる。 初日は午前10時からアルク琴芝店(大嶋覚店長)で、篠崎圭二市長も参加してオープニングイベントが行われた。水産物売り場でハモとキスの天ぷらの試食があり、揚げたてを食べた買い物客はパック詰めされた商品を買い求めていた。 同店を運営する丸久の中村竜也水産部長は「宇部の魚はその日の朝に目の前の周防灘で捕れた魚を市場で買い付けて直送しているので、どれも新鮮でおいしい」と太鼓判を押す。 市は2022年度に漁業関係者、飲食業者などで「うべ産水産物官民連携プラットフォーム」を立ち上げ、昨年度には「レンチョウまつり」を開催するなど、地元産水産物の消費拡大に取り組んでいる。 参加店舗は「広報うべ」10月号、市ホームページに掲載している。