クロップ後任の「有力候補」は?現地メディアがそれぞれの「好みのプレースタイル」を考察
リバプールは現地時間1月26日、チームの指揮を執るユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任することを発表した。これに関連して、地元メディア『Liverpool Echo』が28日に同氏の後任「有力候補」としてロベルト・デ・ゼルビ(ブライトン)とシャビ・アロンソ(レバークーゼン)の名前を挙げている。 【動画】何度でも見たい! 遠藤航のゴールが衝撃的! 同メディアは、現在2人の指揮官がそれぞれのチームで見せているサッカーを参照し、「好みのプレースタイル」を考察している。 『Liverpool Echo』はアロンソのスタイルについて「トータル・コントロール」と銘打ち、その特徴を分析した。同氏が現在レバークーゼンで取り組んでいるサッカーについて、以下のように続ける。 「通常3-4-2-1で並ぶレバークーゼンは、深い位置からビルドアップを開始し、広いエリアでインテンシティの高さを見せる。このようなアプローチにより、ウイングバックのジェレミー・フリンポン、あるいはアレハンドロ・グリマルドが、フロリアン・ヴィルツ、ビクター・ボニフェイス、パトリック・シックなどを擁する攻撃陣をサポートしながら、フィールドの前線で相手チームに大混乱を引き起こす」 また、同メディアは、アロンソ監督の今シーズンの成績、ブンデスリーガ、UEFAヨーロッパリーグ(EL)、DFBポカール(カップ戦)において「24勝3分」を引き合いに出し、「驚異的」と評価している。 デ・ゼルビ監督のスタイルに対して、『Liverpool Echo』は「辛抱強いポゼッション(Patient possession)」と表現し、同氏がブライトンで実践するサッカーを説明した。 「4-2-3-1の布陣を敷くデ・ゼルビは、GKとDFが後方から組み立てることを信条としており、ブライトンの第1GKジェイソン・スティールがビルドアップの初期段階で3番目のCBとして機能することもある。典型的なデ・ゼルビサッカーのサイドバックは、短く際どいパスを出し、相手の不用意なプレッシングを誘う。そこからブライトンの場合、三笘薫が中盤とディフェンスの背後のギャップを突くことを狙う」 なお、『Liverpool Echo』はデ・ゼルビとクロップのスタイルについては、「サッカーの戦術的にそれほど離れていない」と指摘している。
フットボールチャンネル編集部