「間違った結婚をしたくなかった」38歳女性が婚活アプリで大誤算…結婚してから判明した、夫の「恐ろしい一面」
ここ数年、結婚相談所や婚活アプリで出会い、結婚する人の割合が増加している。株式会社リクルートが運営するブライダル総研が実施した『婚活実態調査2023』によると、結婚相談所や婚活アプリなどの婚活サービスを利用して結婚した人の割合について、2013年の4.7%に対して、2022年は15.4%まで上昇している。結婚したい人にとって、結婚相談所や婚活アプリは、最短距離で結婚を手に入れることができる優れたシステムである。しかし、そうした性質故に、結婚後に問題を抱えやすいこともある。 【マンガ】夫の死後、5200万円を相続した家族が青ざめた…税務署からのお知らせ 筆者は、離婚を扱う民間の調停機関(ADR)を運営しているが、持ち込まれる相談の中で、元をたどると結婚相談所や婚活アプリで出会ったという夫婦の相談が少なくない。今日は、いくつかの事例を紹介しつつ、婚活サービスを利用した結婚の注意点をお伝えしたい。(事例は「あるある」を詰め込んだ架空の事例である。) 記事前編「結婚後、すぐ産婦人科へ連れていかれて…結婚相談所で知り合った40歳の妻が豹変、告げられた『衝撃の一言』」では結婚相談所で知り合ったもののの「性の不一致」が原因で夫婦不和に至るケースについて紹介している。
条件に合う男性のはずが……
次に紹介する事例では、「結婚ありき」の交際の問題点を指摘したい。 A子は38歳の会社員だ。これまで異性との交際が億劫であったが、周囲の友人が結婚していくのを横目で見ているうちに、「そろそろ自分も」という気持ちになった。まずは手軽な婚活アプリから始めたところ、すぐに条件に合う男性に出会った。A子は、親や友達に結婚の報告ができることが嬉しく、新しい生活に期待を膨らませた。 しかし、残念ながら、A子の幸せは長くは続かなかった。A子より10歳年上の夫は、何か気に入らないことがあると声を荒げ、モラハラ的な言動が見られるようになったのだ。A子は裏切られたような気持ちになり、早々に実家に戻った。A子は傷が浅いうちにと離婚を決意したが、夫が応じてくれなかったため、当センターに相談にやってきた。 そこで語られたA子の話は、結婚ありきの交際の問題点が如実に表れていた。A子は次のように語ったのだ。