楽しく食費節約♪【豆苗の再生栽培】にチャレンジ!試してわかった“3つのコツ”伝授します!
1度買えば2度おいしい「豆苗」、保存方法は?
年間を通して価格が安定していて、お財布に優しい「豆苗(とうみょう)」。実は、食べ終わった後に、もう1回再収穫できることをご存知でしょうか。豆苗1パック分で、2度おいしい!が叶うのです。この記事では、買ってきた「豆苗」を長持ちさせる保存方法と再収穫のコツをご紹介します。 簡単…!これが「豆苗の再生栽培」の“成功”ポイント3つです(画像4枚) 年間を通じて出回っている「豆苗」の多くは、びっしりと根がある水耕栽培のもの。未開封のパックのまま、立てて冷蔵庫の野菜室で保存するのがベストです。 袋の中で茎が曲がってしまう横置きなど、きゅうくつな状態で保存をすると葉が擦れて傷みやすくなるので要注意。根をカットした豆苗は、水分の蒸発を防ぐため、ぬらしたキッチンペーパーで茎を包んで折れ曲がらないゆったりサイズの容器に入れ、冷蔵室で保存を。 もやしと同様に水を張った容器につけて冷蔵保存する方法もありますが、豆苗に含まれる水溶性ビタミンが流出しやすく、おすすめしません。いずれの保存方法の場合も、2~3日で使いきるようにしましょう。
ポイントを押さえれば意外と簡単!「豆苗」再生栽培
いざ、再収穫にチャレンジ。必要なものは、葉と茎を切り落とした豆苗の根、水を張れる容器、包丁(またはキッチンバサミ)です。そして、育て方のポイントは、切り方・水の量・日当たり。一つずつ詳しく解説しましょう。 再収穫の成功ポイント(1)根元の切る位置が重要! 最初の重要ポイントは、根から葉と茎を切り離す際のカット位置です。根元ぎりぎりでカットするのは、NG。根本をよ?く見ると、小さな「脇芽(わきめ)」と呼ばれる芽の赤ちゃんが生えています。この「脇芽」を残してカットするのが最大のコツです。残した「脇芽」がやがて育ち、再収穫の喜びを分け与えてくれることになるからです。筆者は欲張って根元ぎりぎりで切り落として再収穫を試みたことがあり、芽が育たずに泣く泣く廃棄したことも。脇芽を傷つけないよう気をつけて、優しくカットしてあげてくださいね。 再収穫の成功ポイント(2)根が浸る程度の水を毎日取りかえる 豆苗に限らず、植物が育つためには水が必要。水の量は豆が完全に浸ってしまうと腐る原因になるため、根だけが浸かる程度の少し控えめを心がけましょう。その代わり、水が少なくなってきたら注ぎ足すのではなく、1日1回は水を取りかえてください。特に夏場は室温が上がると水温も上がり、腐りやすくなるのでご注意を。豆苗を水に浸した容器の内側を触って、ぬめりがあれば水を交換する際に容器も洗っておきましょう。 再収穫の成功ポイント(3)日当たりの良い室内の窓際で育てる これは筆者が何度か再収穫を試した実感値となりますが、寒暖差のある屋外よりも、日当たりの良い窓際の室内の方が育ちやすく感じました。また、春と秋に10日程度で再収穫できたこと(冬は2~3週間程度かかったことがあり、夏は暑さで枯れてしまったことも)、豆苗の本来の旬は春の3~5月であることから、20℃前後の環境が豆苗によって心地が良さそうです。