タスマニア島生まれのタフなブーツ「Blundstone(ブランドストーン)」の名品「ORIGINALS(オリジナルス)」を徹底解剖
ここまでBlundstoneの歴史と、代表作ORIGINALSのディテール について伺ってきたが、その履き心地にも定評がある。ここからはその部分も見ていこう。 「かかと部分にXRD®(エックスアールディー)というクッション性が高く、衝撃をやわらげる効果がある高性能なクッション素材を搭載しています。さらにソールは屈曲性があり、軽量化もされています。 これは先ほどもお話ししたインジェクションという付け方からなるもので、ブーツなのですが、スニーカーのような履き心地を感じられるというのもORIGINALSの特徴になっています。そしてカラー展開も豊富でシーズンによって異なりますが、8~10色ほど展開しています」
日本企画から始まったローカット
ORIGINALSの機能性はそのままに、スリッポン感覚で履けるアイテムとして「ORIGINALS LOW CUT(オリジナルス ロー カット)」というものもある。こちらのアイテムについても引き続きお話いただこう。
「ORIGINALS LOW CUTは2019年に生まれたのですが、最初は日本別注というかたちで日本だけの展開でスタートしたアイテムです。発売から今日まで人気のアイテムなのですが、近年欧米でも販売が始まり、グローバル展開される商品になったというものです。 秋冬だけに限らずシーズンレスなことや、コーディネートのしやすさなどから別注をしたのですが、それが世界に広がっていった感じです」
歴史、タフさ、履きやすさ、この3つを叶えてくれるのが、BlundstoneのORIGINALSというブーツだと思う。これはなかなか他を探しても出会えないのでないだろうか。 今回 お話を伺った、定番のORIGINALSとORIGINALS LOW CUTの他にヴィーガンレザーを使った「ORIGINALS VEGAN(オリジナルス ヴィーガン)」というものもあり、世界ではこのニーズも年々高まっているという。歴史ある定番だけではなく、今後もさまざまなアイテムの展開を予定しているそうだ。これからもBlundstoneに注目していきたい。