パリへの道 石川佳純さん、キャスターで挑む4大会連続五輪「興奮と感動を全力で伝えたい」
卓球女子で、2012年ロンドン五輪から21年東京五輪まで3大会連続でメダルを獲得し、23年に現役を引退した石川佳純さん(31)が、サンケイスポーツの取材に応じた。木下グループのスポーツアンバサダーや、フジテレビ系『パリ2024オリンピック』中継のスペシャルキャスターに就任した石川さんは、今夏の本番も現地を訪れる予定。〝4大会目〟となる大舞台への思いを語った。(取材構成・高橋朝香) 【写真】始球式で、思わず口に手を当てる石川佳純さん ――引退後初めて迎える五輪。今の心境は 「コートに立つプレッシャーはないので、そういう意味では気はかなり楽です。でも、新しい立場で選手の声を聞いて、伝えていくという意味では、また新しいプレッシャーがあるので、たくさんのことを吸収して、学んで伝えていきたいなという思いです」 ――2021年東京五輪が現役最後となった。団体では銀メダルを獲得した 「集大成になったと思います。東京は国内の予選が大変だったんですね。最後まで諦めずにオリンピックレースをやり切れたっていうところで、続けることの大切さを学べた大会でした」 ――3大会連続でメダルを獲得。石川さんにとって、五輪にはどんな意味があったのか 「3大会、全部が違う。それぞれに思い入れがあって、オリンピックを通して大きく成長できたなっていうのは感じています」 ――キャスターとして臨むパリ五輪。依頼が届いたときはどう感じた 「最初は、本当に驚きました。自分にとってオリンピックという舞台はすごく思い入れが強いので、伝えるプレッシャーもあります。やらせてもらうからには全力で取り組みたいですし、いろんな競技、選手の魅力を伝えていきたいです」 ――取材して、印象に残っているスポーツは 「先日、ブレイキンのシゲキックス(半井重幸)さんにインタビューをしました。他にも、スケートボードのパーク、テニスの木下グループジャパンオープンも観に行きました。現地で見る魅力、楽しさは感じています」 ――キャスターの難しさ、大変さは