夜の境内が幻想的に 児童と地域住民が協力 イルミネーション点灯/岡山・津山市
喬松小学校の児童が大井西地域の住民と協力して飾り付けたイルミネーションの点灯が12日、岡山県津山市中北上の少林寺で始まった。色とりどりの明かりが夜の境内を幻想的に彩り、訪れた人を楽しませている。16日まで。 【写真】竹灯籠やランタンの明かりで彩られた境内
石段には鮮やかなLEDライト約8100球と「蝋燭(ろうそく)の明かり花」と呼ばれる手作りの赤いランプ約150個並べられ、境内まで続く道を照らしている。
境内や本堂では全児童(33人)の個性豊かなイラストや書が描かれた竹灯籠、地元の同好会メンバーが制作したクレイアート、切り絵のランタン、傘アートなども展示。新たな試みとして子どもたちの作品一点一点を本堂正面にも投影している。
市内から5歳と3歳の子どもと訪れた女性(38)は「毎年楽しみにしている。子どもたちが作った竹灯籠もきれいで良いですね」と笑顔で話していた。
点灯時間は午後6~9時。キッチンカーも出店する。
イルミネーションは、町の活性化を目的に小学生と地元有志が2020年から始め、21年度は「津山市景観賞」の景観活動部門賞を受賞している。
津山朝日新聞社