事務職への転職で役立ったスキル、2位「経理の実務経験・簿記資格」、1位は?
人材派遣業を手掛けるR&G(さいたま市)は、「正社員事務職への転職事情に関する意識調査」を実施した。事務職への転職で役立ったスキルの1位は「OAスキル・PC関連資格」だった。 【画像】事務職に転職した際の応募件数 正社員事務職に転職した際の応募社数を聞いた。最も多かった回答は「2~5社」(51.5%)で、「~1社」が23.3%、「6~10社」が15.2%、「20社超」が6.2%、「11~20社」が3.8%という結果となった。 事務職に転職した際の転職活動期間で最も多かった回答は「1カ月超3カ月以内」だった。「~1カ月」は27.1%、「~6カ月」は16.7%、「~12カ月」は8.6%、「12カ月超」は1.0%で、平均すると約3.4カ月だった。 事務職への転職で役立ったスキルの1位は「OAスキル・PC関連資格」(74人)。以下、「経理の実務経験・簿記資格」(65人)、「語学力」(16人)、「事務の実務経験」(15人)、「コミュニケーションスキル」(12人)が続いた。 事務職に転職する際に重視した条件の1位は「希望の給与・賞与」(91人)で、2位以下には「休日数・休みやすさ」(55人)、「勤務地・転勤なし」(52人)が続いた。 「希望の給与・賞与」と答えた人の具体的な内容では、「給与は20万円以上、賞与は4カ月分2回」(20歳男性)、「給料が手取りで最低30万円以上」(30歳男性)、「前職よりも少しでも給与が高いこと」(34歳女性)といった声が寄せられた。 事務職への転職が「難しかった」「やや難しかった」と答えた人の合計が53.8%で半数を超えた。特に、転職活動期間が6カ月を超えた人では、20人中18人が「難しかった」「やや難しかった」と回答している。 「簡単だった」と答えた人の多くは簿記資格・経理の実務経験やOAスキルを持っていたが、同じようなスキルや資格があっても転職活動がスムーズに進まず、「難しかった」と答えた人もいた。 調査は正社員事務職への転職経験のある人を対象に、8月26日~9月12日にインターネットで実施した。有効回答数は210人(女性137人、男性73人)。
ITmedia ビジネスオンライン