ホタルの出現、例年並み~やや早い予想 近畿は5月中旬から
気象情報会社「ウェザーニューズ」(本社・千葉市)が今年の「ホタル出現傾向」を発表、「各地とも例年並み~やや早くなる」と予想した。近畿各地は5月中旬から飛び始め、下旬にピークを迎えるという。 【写真でたっぷり】ヒメボタルの光跡 同社によると、ホタルは冬の終わりごろから春にかけての気温が高いほど飛び始める時期も早くなる。今年は1月から2月にかけては暖冬傾向だったものの、3月に入ると寒気の南下により気温の低い日が多くなった。この先、4月中旬から6月にかけては再び平年より気温が高くなると見込まれるため、ホタルの出現は例年並みからやや早くなると予想している。春の高温によりかなり早い出現となった昨年に比べると、同じくらいかやや遅いところが多くなりそうという。 ホタルの光は求愛行動といわれ、光を点滅させながら舞うのがオスで、葉の上などに止まっているのがメス。ホタルは光や音などに敏感で、曇って月明かりのない日、風が弱い日、気温20度以上という気象条件がそろった日に多く出現する。日没後、午後7時半ごろから舞い始め、8~9時ごろ盛んになる。近畿各地の今年のピーク予想は次の通り。【澤木政輝】 滋賀=5月27日(例年5月29日)▽京都=27日(同26日)▽大阪=26日(同24日)▽兵庫=24日(同25日)▽奈良=31日(同31日)▽和歌山=23日(同24日)