昨夏の甲子園決勝の再戦は履正社に軍配 九回に星稜からダメ押しの1点 交流試合
◇2020年甲子園高校野球交流試合 履正社―星稜(15日・甲子園) 先発は、履正社が安定感抜群のエース右腕・岩崎峻典、星稜が制球が良く、甲子園で登板経験もある荻原吟哉。 【写真特集】センバツ交流試合の全ホームラン 履正社は先頭の池田が内野安打で出塁すると、続く2番・中田の三塁線を抜くタイムリーツーベースで一気に生還。ノーアウトで先制を奪った。さらに、1死一、三塁から5番・大西のセカンドゴロの間に三塁から中田がホームイン。さらに1点を加えた。 続く二回表、2死満塁から打線がつながり一挙6得点。3番・小深田、4番・関本の連続タイムリーで3点追加するなど、この回、打者11人で5安打を放ちリードを8点差に広げた。 星稜は三回裏に倉知がライトへヒットを放ち、1死一、三塁の好機を作ると、続く中田の犠牲フライで1点を返した。 大量リードを許した星稜は、三回から2番手で登板した2年生の野口が好投。しかし、履正社は七回表、四球と送りバントで2死二塁とし、途中出場の中原がレフトへタイムリーヒットを放ち、1点を追加した。 履正社のエース右腕・岩崎は安定した投球を続けた。 履正社は九回表にスクイズでダメ押しの10点目。星稜は最終回に5番・知田のヒットなどで2死一、二塁の好機を作ったもののあと1本が出なかった。 ◇父は元阪神 関本、座右の銘は「根性魂」 二回にタイムリーヒットを放った履正社の主将で4番に座る関本は、阪神のスター選手だった賢太郎さんを父に持つ。野球を始めた小学1年生から常に比較され、嫌だったというが、父の現役引退後に会話することが増えて心境が変わった。今は、「比べられることが発奮材料になっている」という。座右の銘は父の現役時代の応援歌にある「根性魂」だ。 ◇全16試合をライブ中継 ニュースサイト「毎日新聞」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)と「Yahoo!JAPAN」が運営する「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)で展開する「センバツLIVE!」では、センバツ交流試合の全16試合をライブ中継します。センバツLIVE!は、パソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも無料でお楽しみいただけます。勝負の裏側に迫った最新のニュースや写真特集など、試合の情報が盛りだくさんです。センバツ交流試合にどうぞご注目ください。