願い事を書いた足袋をぶら下げるクリスマスツリー=福井県福井市グリフィス記念館

　明治初期に福井藩に招かれ、日本で初めて公のクリスマスパーティーを開いたとされる米国人教師W・E・グリフィスにちなんだクリスマスイベントが12月25日まで、福井県福井市グリフィス記念館で開かれている。市民が願い事を書き入れた足袋をツリーにつり下げる企画のほか、館内をクリスマス仕様に装飾しムードを演出している。 　1871年に来福したグリフィスが、同居していた生徒らへ贈り物を足袋に入れてプレゼントしたエピソードを基に企画。11～12センチの子ども用の足袋に願い事を書き、高さ約2メートルのツリーに自由につり下げることができる。 　館内は期間中、当時のクリスマスパーティーをイメージしリースやキャンドルなどの装飾を施しているほか、同館裏手の休憩スペース「おもてなし館」では、菓子や文具を足袋の中に詰め合わせたグッズ（1個200円）を50個限定で販売している。 　入場無料。開館時間は午前10時～午後6時。問い合わせは同館=電話0776（50）2911。