ゴブジ号は「究極の愛されキャラ」! どこに乗っていっても人気モノ…だけれどもエンジンフードのルーバーから黒い涙が流れてきて【週刊チンクエチェントVol.48】
ゴブジ号はいつでも貸します!
11月24日、日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカー試乗会のために。袖ヶ浦フォレストレースウェイへ。栄えある“今年の1台”を決めるための最終確認のための試乗会という場所に、栄えある“昔の1台”で行ってきた。知人からは“空気の読めないクルマで来るなよなぁ”と言われたが、その眼差しはとても優しい。10メーカー/ブランドの広報担当諸氏の多くも、“かわいい”、“雰囲気ありますねぇ”、“いいなぁ……”と、あたたかく迎えてくれた。同業諸氏のほとんども。中には空気を読まない僕に対してよく思ってない人もいたかもしれないけど、もしそうだったならアイアムソーリー。選考はとことんマジメに考え抜いて、それは当然。だけど、そうじゃない部分はもっとゆるーく愉快にやってく方が人生楽しいよ、きっと。ちょっとでも興味があるならいつだってステアリングを委ねるから、乗ってみてよ、ぜひぜひ。いろいろ気持ちの中で変わるモノがあるはずだから。 ……っていうか、メディアの皆っすわーん、ゴブジ号はチンクエチェント博物館のデモカーでもあるので、いつでも声をかけてくださいねー! 喜んで貸し出ししますゆえ。
チンクエチェントでカウンターステア!?
2021年11月30日、マツダ試乗会。目黒の自宅を出発してから台場の会場までの間に何かを踏みつけたようで、見事にパンク。この日はウネウネした道を走りたい気分だったから首都高速2号線に入ったのだけど、途中で、“ん? 左のリア、ちょっとおかしくないか……?”と。停めてチェックしようにも、そこは首都高速。そんなことができる場所はどこにもない。軽い疑念は徐々に確信へと変わっていき、“えっ? このスピードで?”ってなぐらいに速度を落としてるのにジワジワムズムズとリアが落ち着きを失っていき、あろうことかスイーッとスライドしちゃったりもした。まさかチンクエチェントでカウンターステアをあてることになるなんて……と思いつつ、降り口がなかったから仕方なく様子を探りながら慎重に台場まで走り、まだタイヤの中にエアが残ってるのをいいことに試乗会場のホテルまでノタノタ走って駐車場にノタノタと飛び込んで(?)いく。おかげで試乗の時間には間に合ったのだけど……。 とりあえず試乗しないと原稿も書くに書けないわけだから気掛かりではあるけどデューティを先に済ませ、やることやって速攻でゴブジ号を停めたところに戻る。フロントフードの中の最も前側にあるスペアタイヤを取り出し、右サイドの奥の方にある純正ジャッキを取り出して、タイヤ交換を試みる。リフト式の純正ジャッキをかまそうとしたら……動かないじゃん! 完全に固着しちゃってて、何をどうやってもダメ。昔のままの未使用品っぽいのだけど、こりゃもうまったくお手上げ……。
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