米国在住の人気投資家が「トランプ当選の場合、仮想通貨バブルに注意せよ」トランプ政権下で逆風になるセクター・銘柄は?
11月5日に投開票が行われる米国大統領選挙。ハリス候補とトランプ候補の接戦が続く中、注目されるのは関連セクターや銘柄の株価動向だ。 追い風となるものもあれば逆風となるものもあるが、個人投資家たちはどのように見通しているのだろうか? 米国株投資家・ぶたまる米国株投資氏(X:@Butamaru_Butako)に、米国大統領選と関連する注目セクター・銘柄を伺った。みんかぶプレミアム特集「儲かるアメリカ」第5回。
トランプ当選の場合、仮想通貨バブルに注意せよ
ーー米国大統領選(以下、米大統領選)が控えていますが、ハリス氏とトランプ氏、いずれかが当選した場合に注目されるセクター・銘柄について教えてください。 まずトランプ氏については、短期的には選挙の宣伝材料として仮想通貨が大きく取り上げられることで、一時的に市場全体が盛り上がる可能性は高いですね。ビットコイン(BTC)はもちろん、以下の関連銘柄も注目を集めるでしょう。 コインベース(COIN) マラ・ホールディングス(MARA) マイクロストラテジー(MSTR) ブロック(SQ) ライオット・プラットフォームズ(RIOT) ただ、この勢いがいつまで続くかは不透明で、仮想通貨バブルがはじけるリスクも考えられます。就任以降、具体的な政策が打ちだされれば材料が生まれ、バブルが続く可能性があります。ただ、もし政策や法案が具体化されなければ一時的な上昇に留まり、いずれ弾けるでしょう。とはいえ、仮想通貨の価格変動は非常に激しいので、投資を検討する際には十分な注意が必要かと思います。
トランプ政権下で逆風になるセクター・銘柄
ーー逆に注意が必要なセクター・銘柄とは? クリーンエネルギー関連の企業は、トランプ政権下では厳しい状況に置かれる可能性が高いですが、テスラ(TSLA)に関しては何とも言えませんね。 たしかにイーロン・マスク氏がトランプ氏を支持していることで、テスラの株価が短期的に上昇する可能性はあります。ですが、経営者が政治的な活動に熱中することで、本来注力すべき事業が疎かになるリスクも考えられます。長期的には、企業の成長よりも、経営者の個人的な信条が優先されてしまうような状況になれば、株価は下落する可能性もあるでしょう。 また、トランプ氏は先日のインタビューでも「グーグルは悪い」「フェイスブックは最悪だ」などと攻撃しています。ですから、それらの銘柄に圧力をかける可能性は大いにあるかと思います。さらに言えば、TikTokなど中国企業に対してはそれ以上に強烈な圧力を加えるでしょうから要注意ですね。
ぶたまる
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