“超逸材”がまさか…阪神、期待外れのドラ1戦士(2)わずか9試合で戦力外に
プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。期待通りにチームの主力へと成長する選手が多くいる一方で、実力を発揮できないまま退団となる選手も多く存在する。ここでは、今世紀で期待外れに終わった阪神タイガースのドラフト1位戦士を紹介する。
横山雄哉
・投打:左投左打 ・身長/体重:183cm/84kg ・生年月日:1994年2月21日 ・経歴:山形中央高 – 新日鉄住金鹿島 ・ドラフト:2014年ドラフト1位 一軍の舞台で光るものを見せていた横山雄哉だったが、けがに苦しむシーズンが続いた。 山形中央高から新日鉄住金鹿島に進むと、入社1年目から活躍。入社3年目には補強選手として都市対抗野球大会へ出場を果たした。 完成度の高いサウスポーとして注目を集め、2014年ドラフト会議では阪神タイガースから1位指名。 即戦力ルーキーと期待されるも、ルーキーイヤーから故障で出遅れ、同年は4試合の登板にとどまった。 プロ2年目の2016年にプロ初勝利を含む2勝を挙げ、防御率2.93と能力の一端を示していたが、同年も3試合登板どまり。 その後も度重なる故障に泣かされ、2018年は一、二軍ともに登板なしに終わると、同年オフに育成契約となった。 2020年に支配下復帰を果たしたが、一軍では結果を残せず、同年オフに戦力外通告。そのまま現役引退を決断し、わずか6年で球界を去ることになった。
ベースボールチャンネル編集部