外国人にわかりやすい「やさしい日本語」実践講座
現在30人ほどの登録メンバーがいて、児童が学校で受けとるプリントを「やさしい日本語」に翻訳する支援なども行っているそうです。今回の講座に参加したトークパートナーは同NPOが開催している日本語スクールや文化交流イベントに参加している人たちです。代表の檜垣寿子(すみこ)さんに、イベント開催の理由を聞きました。 NPO法人こまえにほんごしえん・日本語スクール 代表の檜垣寿子さん 「狛江市は近隣の市町村に比べて外国人サポートが少し遅れていまして、その中で私たちはもともと児童を対象にサポートしていたんですけど、学校や行政の現場で、難しい日本語が使われてしまうんですね。たとえば外国人の児童が転入してきて、転校手続きがありますね。そこで分からない日本語の書類を大量に渡されるというのがありまして、私たちがそこにいて教えられればいいんですけど、毎回私たちが出向いていってサポートするというのはとても難しくて、だったら直接外国人の方と接する人たちがやさしい日本語を使えれば自然なサポートの輪が広がるんではないかと思いまして、今回、やさしい日本語をテーマにいたしました」 東京都でも在留外国人の多い地域では行政、教育、医療などの場で「やさしい日本語」を使って対応しているところもあります。しかし狛江市など東京西部地域は比較的外国人の人口が少なく、行政のサポートが追いついてない場合もあります。そうした地域でも、日常的に「やさしい日本語」を使う人が増えてほしいと 「こまえにほんごしえん」は今回、初めてこの「実践講座」を開催したそうです。 講座の感想を、日本人の参加者と、トークパートナーとして参加していたフィリピン出身の女性に聞きました。 日本人の女性 「私はNPOの日本語支援の団体に入っていまして、勉強会ということでこの講座を知りました。熟語などをわかりやすく外国人の方に伝えるのはとても難しくて、気をつけて使いたいと思いました」