日本維新・足立議員 党員資格停止6ヵ月の処分 東京補選をめぐりSNS発信が「党の名誉を傷つけるもの」
日本維新の会は1日、足立康史衆議院議員を党員資格停止6ヵ月の処分としました。 足立議員は処分は受け入れるとしたうえで、3日にも不服申し立てをする方針を明らかにしました。 足立議員は、4月の衆議院東京15区の補選で、維新が政党機関紙を配布したことについて、「公職選挙法に抵触する恐れがある」とSNS上で指摘しました。 これに対し東京維新の会は、「選挙中に混乱を招いた」として、足立議員の除名を求め、三度にわたって党本部に上申書を提出。 さらに、足立議員からも東京維新の会・執行部の除名を求める上申書が出されるなど、事態が泥沼化していました。 その後、日本維新の会は党紀委員会を開き、足立議員から事情を聴取するなど処分の検討を進め、1日の役員会で足立議員を「党員資格停止6ヵ月」の処分とすることを決めました。 処分の通告書によりますと、SNS上での発信が「党の名誉を傷つけるもの」などと判断されたということです。 また、足立議員が出した上申書は、公職選挙法違反の事実はなかったとして却下されました。 処分について藤田文武幹事長は、「(馬場)代表なりのもう一度仲間としてラストチャンスをお渡ししたいという、そういう思い」と述べました。 処分が決まった直後、足立議員は大阪市内で会見を開き、「処分は直ちに受け入れますが、ただ東京15区の補選の選挙活動については絶対に認めることができない」と反論しました。 足立議員は3日にも、不服申し立てを党本部に提出する方針です。
ABCテレビ