中田翔のリアルな評判…龍空ら中日選手が続々証言「ベンチでボソッと言うんですよ」ド派手な金髪、グッズ売上1位「衝撃の人気度」
グッズの売上「チームダントツ」
好影響はグラウンド外でもあった。2月の沖縄キャンプで販売されたグッズの売り上げは、チームダントツ。背番号1に変更した人気選手・岡林勇希が「中田さんには敵わない……」と早々に白旗をあげるほど爆売れだった。球団関係者も「日本ハム、巨人時代から根強いファンもいらっしゃいますし、ドラゴンズに来て新たにファンになった方も多くいたと聞きます」。球場では大混乱を招くため制限はあったものの、時間があればペンを走らせてサインを書き、子供たちに優しい眼差しを送った。
証言でわかった「中田の影響」
唯一、不安な面を挙げるとするならば予期せぬ離脱だ。プロ17年目となれば、常に健康体でなど言っていられない。満身創痍で日々グラウンドに立っている。5度もゴールデン・グラブ賞を獲得する実力者ゆえ、守備固めで試合の終盤に交代させることも簡単な判断ではない。それでも首脳陣は常に「最悪の事態」を回避すべくリスク管理をしている。 ドラゴンズの直近10年でのAクラスは、コロナ禍で開幕が遅れクライマックスシリーズが開催されなかった20年の一度のみ。現有戦力の大半が、ひりついた上位争いを経験していない。ここまでの証言を聞けば、中田の存在は外部から見ている人間の想像を超えるほど大きい。立浪監督が慎重に起用する理由も大きく頷けるし、中田、中島、涌井秀章といった他球団で日本一を知るベテランに、細川、岡林、石川昂弥ら若手の勢いが交わって優勝してこそ、長年無理難題と言われ続けた「若手の成長と結果」がようやくリンクしてくる。 まずは8年前に越えられなかった「5月の壁」が竜を待つ。前回単独首位に立った16年は、5月8日に首位となったものの、その後はずるずると後退し順位を下げ、終わってみれば借金24の最下位に沈んでいる。桜の季節も終わり、初夏が近づく。「翔竜」に期待は膨らむ。
(「プロ野球PRESS」長尾隆広 = 文)
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