ブラックラムズ東京が新加入スタッフ4名を発表。元ハーレクインズのタンバイ・マットソン氏が新HCに。
リーグワン ディビジョン1のリコーブラックラムズ東京が8月1日に新加入スタッフを発表した。元ハーレクインズ ヘッドコーチのタンバイ・マットソン氏がHCに就任し、カール・ホフト氏、有賀剛氏がアシスタントコーチを務める。また2023-24シーズン限りでBR東京を退団、現役引退した中澤健宏氏が採用担当としてクラブに加入する。 ニュージーランド出身で51歳のマットソン氏は選手としてスーパーラグビー・クルセイダーズ、ヤマハ発動機ジュビロ(現静岡ブルーレヴズ)などでプレーし、フィジー代表で2キャップを持つ。ニュージーランド代表でもキャップ対象外の試合で5試合に出場している。 ヤマハでは選手兼任でコーチングも担当し、その後クルセイダーズのアシスタントコーチ、フィジー代表のアタックコーチ、プレミアシップ・ハーレクインズのHCなどを歴任した。直近では2023-24シーズン終了までハーレクインズのパフォーマンス開発ディレクターを務めていた。 マットソン新HCは「5カ国での生活、プレー、コーチング経験、さらに、フィジー代表やマオリオールブラックスの指導にも携わった経験を通して、チームのパフォーマンスにおける文化や伝統の重要性を学びました。私は5年間日本での選手兼コーチとしての経験があり、日本人の強さと美しさを理解しています。私自身も再び学び、この素晴らしいクラブを前進させるために貢献することを楽しみにしております」と、自信と決意を語っている。 アシスタントコーチに就任するカール・ホフト氏はニュージーランド出身の49歳。選手としてスーパーラグビー・ハイランダーズ、トップ14・トゥールーズなどでプレーし、マオリ・オールブラックスのFWセットピースコーチ、三菱重工相模原ダイナボアーズのFWセットピースコーチなどを務めた経歴を持つ。 「献身的なハードワークとファイティングスピリットに溢れるプレーをお見せできる様に、私にできることは全て行い、いつも応援してくださっているサポーターの皆様が誇りに感じるパフォーマンスをお約束します」とコメントしている。 同じくアシスタントコーチを務める有賀剛氏は日川高から関東学院大に進学し、2006年の卒業後にサントリーサンゴリアス(現東京サントリーサンゴリアス)に入団。2017年の現役引退後は指導者としてサントリーと静岡ブルーレヴズのアシスタントコーチを務めた。現在40歳。 BR東京のアシスタントコーチ就任にあたり、「選手とグラウンドで汗をかき、一緒に良くなっていくプロセスを楽しみに日々過ごしていきたいと思います。また、父が選手として、母がマネージャーとしてリコーラグビー部に在籍していたこともあり、何かご縁を感じます。皆様とグラウンドで再会できることを楽しみにしています」とメッセージを寄せている。 昨シーズン限りで現役を引退し、採用担当としてチームに再合流する中澤健宏氏は「採用はチーム力の強化に直結する重要な役割だと認識しているので、任せていただけることを嬉しく思うと同時に、大きな責任も感じています。現役時代は選手のかたわら、ずっと営業の仕事をしていたので、その経験も武器に精一杯活動してまいります」と決意を語った。