Eフランクフルトの長谷部誠（AP）

　今季限りでの現役引退を表明したMF長谷部誠（40＝Eフランクフルト）について、ドイツでも大きく報じられた。 　キッカー誌では「並外れたアスリート、そして並外れた人物が舞台を去る」と報道。Eフランクフルトのヒュッター元監督がかつて「ワインのように年を重ねるほど良い選手になる。チームの鍵」と長谷部を称えたことを紹介した。 　ビルト紙は「統計より人間としての長谷部の方が重要。彼のような模範的スターはいない。選手、コーチ、役員ら関わる全ての人々が彼のプロフェッショナリズム、労働観、謙虚さ、礼儀正しさを高く評価している」と伝えた。 【長谷部引退で労いの声】 　▼日本協会・宮本会長　自身のプレースタイルを変えながら昇華させてきた希有（けう）な選手。今後は指導者としてピッチで培ってきたさまざまな経験を生かしつつドイツでの成功につなげてもらいたい。 　▼ザッケローニ元日本代表監督　日本での素晴らしい日々が終わる日、内田篤人と羽田空港に見送りに来てくれたことを忘れたことはありません。誠、あなたは私の息子のようでもありました。セカンドキャリアでの成功も祈っています。 　▼G大阪・遠藤保仁コーチ　（国際Aマッチ72試合で競演し）横に並んでサッカーができたのは良い思い出。苦労することはなく、やりやすい仲間の一人だった。指導者を目指すのであれば、ドイツでの経験を生かした良い指導者になってほしい。