クイーンズ・クエストのリーダーとして決意を語った上谷沙弥(手前右)。同左はAZM

　女子プロレス「スターダム」の「クイーンズ・クエスト（QQ）」新リーダーに就任した上谷沙弥（27）が、極悪ユニット「大江戸隊」完全制圧へ燃えに燃えている。 【写真】「改ざん」したルールの契約書を見せる刀羅ナツコ 　両ユニットは、これまで何度も対立してきた中、5月に上谷が大江戸隊の渡辺桃にQQ入りのラブコールを送ったことで抗争が再び勃発。22日の代々木第二体育館大会で行われる最終決戦では、QQの上谷、AZM、妃南、レディ・C、天咲光由組と大江戸隊の刀羅ナツコ、渡辺、テクラ、吏南、琉悪夏組で対戦し最後に負けた選手1名をユニットから強制追放するルールで行う予定だった。 　ところが、11日の調印式で大江戸隊が契約書を改ざん。最後に負けた選手以外の4名がユニットから強制追放されるというルールで行われることになった。会見後、取材に応じた上谷は「大江戸隊のやることにはもう本当に『やれやれ』って感じ。あきれてます。そしてこれは岡田（太郎）社長のせいでもありますよね」と指摘しつつ「でも、どんなルールになろうが、とにかく勝てばいいだけなんで。大江戸隊をぶっつぶします」と闘志を燃やした。 　3月にリーダーとしてQQをけん引してきた林下詩美が退団したことで責任感が芽生えた上谷は、後任に名乗りを上げ、ユニットを引っ張ろうと模索中。この日の会見では他のメンバーから認められた立場だが、リーダーに立候補して以来ファンから「AZMさんの方がいいんじゃないか」「お前じゃ務まらない」といった厳しい声が殺到したという。「自分の発言でQQのみんなを巻き込んでしまったことに、落ち込んでしまった時期もあった」と明かした。 　それでも、気持ちを切り替えた上谷は「大好きな仲間が1人も欠けてほしくない。そして私の居場所はここしかない。今回は自分が立派なリーダーになるための試練だと思って乗り越えます。自分がリーダーとして、絶対にみんなを守り抜きます」と宣言。最終決戦は、新リーダーの真価が問われる。