悪用の1300口座を凍結要請 マネロン事件で大阪府警
詐取金など犯罪収益のマネーロンダリング(資金洗浄)を請け負うグループが摘発された事件で、悪用された1300に上る法人口座の凍結を、大阪府警が大手銀行など約130の金融機関に要請したことが4日、捜査関係者への取材で分かった。府警は組織犯罪処罰法に基づき、口座に残った犯罪収益の没収を目指す。 捜査関係者によると、グループが管理していた約4千口座のうち、実際に資金洗浄に使われたとみられる約1300口座を抽出し、金融機関ごとにまとめて要請した。一般的には警察が一口座ずつ金融機関に依頼しており、一括要請は異例。 府警は5月、組織犯罪処罰法違反の疑いで会社役員ら13人を逮捕した。