ハミルトン、F1以外の個人事業支えたコッパー社とのマネジメント契約を解消。旧友ハインズが日々のレース活動をサポートへ
メルセデスのルイス・ハミルトンはコッパー社とのマネジメント契約を解消し、長年の友人であるマーク・ハインズと再び仕事をすることになった。 【動画】7度のF1王者だけど質問ある? ルイス・ハミルトン、”モフモフなお友達”と共にファンの疑問に回答! 元イギリス・ツーリングカー選手権(BTCC)レーサーであり、イギリスF3チャンピオンでもあるハインズは、ハミルトンがジョン・ブースのマノーチームからフォーミュラ・ルノーとF3に参戦していた頃からの仲。ハインズはマノーのドライビングコーチを務め、ハミルトンがF1に進出した後も親交を深めてきた。 ハインズは2015年12月から、ハミルトンが立ち上げたプロジェクト44の組織づくりに携わりつつ、ハミルトンの日々のレース活動もサポートしていた。 その後ハインズは2021年初めにハミルトンの元を去り、長年の同僚であり、かつてマノー/マルシャ時代に共に働いたグレーム・ロードンと共に周冠宇のマネジメントを行なってきた。ハインズとロードンが共同で所有するイコールズ・マネジメントは今後も周と仕事を続けていくという。 2021年から2023年にかけてハミルトンのマネジメントを担当したコッパー社とその代表であるペニー・ソウは、主にプロジェクト44の活動拡大や、慈善団体「ミッション44」、Apple+ TVのドキュメンタリープロジェクト、ハミルトンがプロデューサーを務めるブラッド・ピット主演のF1ハリウッド映画など、レース以外の事業に注力してきた。 コッパー社との主なマネジメント契約は終了するものの、ハミルトンは映画など現在進行中のプロジェクトで彼らと仕事を続ける。 一方、ハインズはマーケティング活動よりもハミルトンの本業であるレースに専念することになる。また、F1以外のプロジェクトを続けるためハミルトンのマネジメントチームが今後強化されることが予想される。 ハミルトンの広報担当は、motorsport.comに対して次のように語った。 「ペニー・ソウと彼女の会社であるコッパーと、ルイス・ハミルトンの契約は、2023年12月に契約が満了し、自然な形で終了することとなった」 「パートナーシップの間、ペニーと彼女のチームはルイスの起業家としてのビジョンをサポートし、共にいくつかのエキサイティングなベンチャーを立ち上げてきた」 「マネジメント契約は終了したが、コッパーはこれらの共同プロジェクトのいくつかについてルイスに引き続き協力し、その継続的な発展と成功を確立していく」
Adam Cooper