プリプリのカニに宝石のようなイクラ。 名産品が目白押しの北海道物産展が、8日から東京の日本橋三越で始まりました。 物価高を受け、店側は工夫を凝らしていました。 藤井水産の担当者: スモークサーモン100グラムで1500円なんですけど、同じものを切り落としにして300円値段を下げている。 サーモン弁当を提供する店も、食材の仕入れ値アップに対応を迫られていました。 北海工房の担当者: （仕入れ値は）1.5倍～1.8倍くらい上がってる。サーモンをフィレ（切り身）でとって自分でさばいて作っている。現場で加工してコストを下げられる。 山盛りのカニに現場でさばいたサーモン、イクラが盛り付けられたお弁当。 物価高により全体的に1割ほど値上げしているといいます。 さらに8日、新宿高島屋で始まったのは、その名も「大黄金展」です。 金箔が貼られた「キャプテン翼」像は2830万円、将棋の駒一式は5968万円。 2025年が“昭和100年”にあたることから、昭和感漂う商品がずらりと並びました。 日産が1989年に発売したスポーツカーは756万8000円。 発売当時の実際の車より、はるかに高い値段です。 需要の高まりから、金の小売価格は年々高騰しています。 2020年からの4年間で4000円以上アップし、さらに2024年も急上昇。 わずか1年で4000円以上上がっています。 その高騰ぶりを反映し、会場で最も高い値がつけられていたのは日本刀。 ズバリ億超え、1億4850万円です。 なぜ今、世界で金が求められるのか。 その背景には、あの次期大統領の存在があるといいます。 金相場に詳しい株式会社SGC・石川貴久社長: トランプ前大統領（が就任して）、いろんな国に関税をかけると、さらにまた物価が上がると、金の価値がますます増していくと予想される。（資産の）一部を金で持って、自分の資産を守ろうという動きが非常に高い。 今後も不安定な世界情勢が続けば、金の価値はさらに上がることになりそうです。