デクラン・ライスの退場にプレミア独立委「他の選択肢はない」満場一致で判定支持
アーセナルのMFデクラン・ライスがブライトン戦でキャリア初の退場となったことについて、プレミアリーグ独立委員会は満場一致で判定を支持した。『BBC』が伝えている。 【写真】「スタイル抜群」「目のやり場に困る」“勝利の女神”のアウェー遠征に反響 ライスはすでにイエローカードを1枚貰っている中で後半3分、敵陣深くでDFヨエル・フェルトマンに対するファウルを取られる。その直後、ライスがボールを軽く足で突くと、ボールを蹴るそぶりをしたフェルトマンに蹴られてしまった。この事象に対して主審はライスの遅延行為と判断し、2枚目の警告でレッドカードを提示。チームは1-1で引き分け、試合後にはミケル・アルテタ監督が判定への怒りを示していた。 ただ、現地メディアによると3人の元選手やコーチ、1人のリーグ代表者、1人の審判組織関係者で構成されるキー・マッチ・インシデント・パネル(KMIパネル)は「明確で、意図的で、影響を与える」行為と判断。判定を支持するとともに「主審がそれを見ていたら他の選択肢はない」と伝えている。 なお第3節はほとんどの判定が満場一致で支持され、チェルシー対クリスタルパネルの後半2分、MFウィル・ヒューズがMFコール・パーマーをペナルティエリアの手前で倒した事象のみ意見が分かれた。既に警告されていたヒューズについて、KMIパネルは3対2でノーカードの判定を支持。2人はパーマーの左右が空いていたことから大きなチャンスと捉え、2枚目の警告でヒューズを退場にすべきだったとの見解を示したようだ。