新潟L INAC神戸に敗れ今季初の連勝ならず 橋川監督「球際やクオリティーがまだまだ」
新潟LはアウェーでINAC神戸に0―3で敗れ、今季初の連勝はならなかった。これで2勝1分け4敗となり、勝ち点は7のままで8位に順位を下げた。 開始6分で警戒していたスペイン人FWスアレスにやられた。GK平尾は「こぼれ球の反応やキックがうまい」と警戒していたが、クロスを右足ワンタッチで決められ先制点を許した。さらに16分には右CKをDF井手に頭で合わせられ前半で2失点。橋川監督は「先に失点するとかなり厳しい戦いになる。2失点のところが悔やまれる」と振り返った。 後半にはFW道上を投入。さらに22分には3枚替えを行い、右膝の不調から復帰したMF川村やFW児野が今季初出場を果たし、フレッシュなメンバーで流れを変えようとしたが、29分に追加点を許し3失点した。今季初出場の川村は「0―2だったので試合をコントロールしたいと思っていたが、相手に流れを持っていかれて自分たちのペースでボールを運べなかった。完敗だった」と振り返った。 橋川監督も「一つ一つの球際やクオリティーがまだまだ足りない。改善して、レベルアップしていかないといけない」と首位に躍り出たINAC神戸との差を痛感した様子だった。 中3日で6日にはクラシエ杯B組最終戦で勝ち点3差のノジマ相模原とホームで戦う。グループリーグを突破するためには2点差以上をつけて勝たなければならない。この日は男子のルヴァン杯決勝が行われたが、川村は「男子の決勝がある中で神戸まで足を運んでくれたサポーターのためにも結果で返したい」と気持ちを切り替えた。