フジテレビへの批判やまず…日本シリーズ出禁騒動で「嫌われっぷりが凄い」大谷のインタビューが行われなかったことにも「もう悪循環」
日本野球機構(NPB)主催のSMBC日本シリーズ2024で、フジテレビが取材証を没収された騒動に絡み、SNS上ではフジテレビの炎上が続いている。 セ・リーグ3位のDeNAとパ・リーグ優勝のソフトバンクが激突する日本シリーズは、31日の第5戦でDeNAが3勝2敗とし、下克上に大手をかけた。大谷翔平を擁するドジャースとヤンキースが戦ったメジャーリーグのワールドシリーズとは、時間帯は違うが日程が重なっていた。 取材証没収の真相について双方から公式な発表はないが、フジテレビが第3戦以外の日に日本シリーズ中継の裏でワールドシリーズのダイジェストを放送したことが問題になったとみられている。X(旧ツイッター)では「フジテレビの嫌われっぷりが凄い」「プロ野球の総決算である日本シリーズを一緒に盛り上げるべきメディアのひとつがやることではなかった」「全力で野球に乗っかるつもりなのに野球への尊重が全くないので自業自得すぎる」など、フジテレビ批判の声が目立つ。 フジテレビは5月、大谷の新居購入をめぐり執拗な報道をしたことでトラブルになり、後に謝罪した。だが、ドジャースが優勝を決めた第5戦の中継では大谷へのインタビューが行われなかったことから、Xでは「フジテレビもう悪循環でしょ」「大谷にインタビューを拒否られ日本シリーズからは出禁を喰らう」などと臆測も含めてバッシングが止まらない。さらに、ここ数日は新人の上垣皓太朗アナの容姿を先輩アナウンサーがイジった3カ月前の映像が掘り返されたことが重なり、SNS上で火だるまになっている。 一方で、専門家の間では取材証の没収はやりすぎという意見もある。昨年に旧ジャニーズ事務所が開いた記者会見で”NGリスト”に入っていたジャーナリスト松谷創一郎さんは1日、Xで「この姿勢は、まさに旧ジャニーズ事務所が見せていた強圧的な態度と大差ないものではないか」とNPBの姿勢を問題視。元放送作家の長谷川良品さんもXで「フジの節操の無さは一旦置いておくとして、同局を擁護する気も全くないが、とはいえこうした日本野球機構(NPB)の高圧的な姿勢が事実だとしたら編成への介入に等しく、懸念」との見解を記した。
中日スポーツ