肺がんと診断され右肺上部を全摘…実は「単なる炎症。手術も不要だった」 誤診を訴え鹿児島大学病院を提訴 鹿児島市の女性
肺がんと誤診され肺の摘出手術を受けたとして、鹿児島市の女性(72)が鹿児島大学病院に約1000万円の損害賠償を求め、22日までに鹿児島地裁に提訴した。7月25日付。 訴状によると、女性は2017年2月に定期検診で肺がんと診断された。「早期に手術しなければ危険」として右肺の上部を全摘出するなどした。約4カ月後に、単なる炎症で手術は不要だったと病院から知らされた。女性は疲れや息苦しさ、風邪をひきやすいなど不調が続いている。病院が手術前後の説明義務を怠ったとも主張している。 女性は「手術後、呼吸が苦しいなど生活に支障を来している。二度と同じような人を生んでほしくない」と訴えている。 病院側は「訴状の内容を詳細に検討し、適正に対応する」としている。
南日本新聞 | 鹿児島
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