高校時代の“盟友“に…プロで再会した元チームメイト(6)横浜高校の”Wエース“だったが
交流戦に突入している2024年シーズンのプロ野球。この世界で活躍する選手の中では、高校時代ともにプレーした同級生コンビも多い。それでも、プロ入りするタイミングは高卒だけでなく大卒、社会人を経てからなど様々なケースがある。ここでは、高校時代のチームメイトで、プロ入りのタイミングが異なった同期コンビを紹介する。
藤平尚真・石川達也
横浜高では左右2枚看板として活躍した藤平尚真と石川達也。藤平は高校卒業後に、石川は大学を経てプロ入りした。 高校ではお互いに1年時からベンチ入りすると、その後は横浜高のダブルエースに君臨。藤平は当時の”高校BIG4”として注目を集め、2016年ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した。 石川も3年夏の神奈川県大会で好投し、チームの甲子園出場に大きく貢献した。その後は東京六大学リーグの法政大に進学。2年春から登板を重ね、2020年育成ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズから指名を受けた。 プロ入り後も奮闘している両者。藤平は今季からリリーフに転向し、12試合の登板で防御率1.54の安定感を見せていた。しかし、5月12日に左内腹斜筋損傷の診断を受けて離脱。好調だっただけに、1日でも早い復帰が望まれる。 石川は、プロ2年目の6月に支配下登録された。同年から一軍登板を果たすと、昨季は開幕一軍入りし、リリーフとして28試合登板で防御率1.97をマーク。今季も防御率1点台と、ブルペンの一角として奮闘している。 今季で26歳とまだ若く、今後が楽しみな藤平と石川。これからもチームに欠かせない戦力として、輝き続けてほしい。
ベースボールチャンネル編集部