プライメタルズ、タイの形鋼メーカーに鋳造作業支援ロボット納入
三菱重工業系の製鉄プラント会社、プライメタルズ・テクノロジーズ(略称・PT、本社・ロンドン)は3日、タイの形鋼メーカー、サイアム・ヤマト・スチール(SYS)に鋳造工程の作業支援ロボットを納入したと発表した。 導入したのは「リキロボ」の製品名で展開する自動化ロボット。SYSのタイ東部マプタプットの製造拠点に設置した。 取鍋と連続鋳造機のタンディッシュをつなぐ管状部品「シュラウド」の交換作業を自動化できるほか、取鍋内部で溶鋼が凝固してしまう設備トラブルからの復旧作業にも適用可能だ。無人化により高温現場の作業の安全性を高められる利点が高く評価された。 PTによると、SYSはマプタプット工業団地に二つの工場を持ち、製品生産量は年間110万トン。