福本豊氏「大山に完全復活の兆し。強い気持ちで立ち向かえ」
◆JERAセ・リーグ 阪神0―1中日(25日・倉敷) チャンスを潰した大山に、完全復活の兆しを感じた。4回無死一塁で痛恨の遊ゴロ併殺打に倒れたが、中日・小笠原のキレのある直球に力負けしない痛烈なゴロだった。2軍降格前なら、タイミングが取れずに詰まってポップフライやボテボテのゴロになっていたようなケース。明らかに、状態は上がっている。 この日も4打数無安打に終わったように、結果が伴わないと、どうしても悩んで悪循環に陥ってしまう。それが4、5月の大山だった。今は内容が悪くないことを自らに言い聞かせ、強い気持ちで相手投手に立ち向かうことが必要だ。 才木も連勝が8で止まったが、8回1失点は胸を張っていい。カード頭の火曜日を任され、これまでの日曜日とは投げ合う相手投手の質も変わる。エース級を相手にこれまで通り、白星を積み上げることは簡単ではないが、我慢強く投げていくことで己を磨いてほしい。(スポーツ報知評論家)
報知新聞社