【陸上】パナソニック・内藤早紀子、伊藤南美が引退 「仲間と過ごした時間はかけがえのないもの」
パナソニックは3月29日、所属する内藤早紀子と伊藤南美が引退することを発表した。 内藤は入社11年目の29歳。千葉・茂原中時代は2年連続で全中に出場し、ジュニア五輪でも3000mで決勝に進んでいる。市船橋高でも高校1年から3度インターハイ出場を果たすと、3年次の新潟インターハイでは3000m9分10秒56の自己ベストで4位(日本人2位)と好成績を残した。 内藤、堀、伊藤の引退コメント全文 パナソニック入社後は駅伝を中心に活躍を続け、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)では17年、18年のチーム連覇に貢献。個人でも5000mで2度日本選手権に出場し、22年には12位に入っている。昨年のクイーンズ駅伝が引退レースだったが、2区で区間2位と力走を見せ、総合でも3位入賞を飾り、有終の美を飾っていた。 内藤はホームページを通じて「個人的な成績としては入社時に抱いていた夢には届きませんでしたが、仲間のおかげでクイーンズ駅伝では決して1人では見ることができなかった日本一の景色を見ることができました」と挨拶。今後は社業に専念するが、将来的に教員の道へ進むことを明らかにしており、現在は大学に通い教員免許取得を目指しているという。 伊藤は神奈川県出身の20歳。川崎橘高でインターハイ出場など実績を残し、22年に入社。同年のプリンセス駅伝では4区を務めて優勝メンバーに名を連ね、クイーンズ駅伝でもアンカーを担当した。「個人の成績では目立った成績を残すことができず、悔しい気持ちは残りますが、これからは競技として陸上をするのではなく、生涯続けていくスポーツとして走り続けたいと思います」とコメントしている。 このほか、パナソニックは17年世界クロカン代表で2月の青梅マラソンでラストランとなった堀優花の引退も発表している。 (記事を一部修正いたしました)
月陸編集部