「オオタニを待ち焦がれてるよ」捕手スミスが熱烈に…大谷翔平とドジャース戦友の“加入前”から幸せな関係「エドマンはみんなに愛される」
メジャー7年目にして初のワールドシリーズ出場を決めた大谷翔平。ドジャースの戦友と勝利に向けて全力を尽くし、和気あいあいとする姿を見せているが……加入前から接点があった。雑誌「Sports Graphic Number」「NumberWeb」掲載記事からその背景を知る。 【写真】「ショウヘイ…デコピンかわいいね!」エドマンがニコニコ急接近!スミスや由伸には“ムキムキすぎ腕”でシャンパンぶっかけ、テオスカーとおふざけ…【愛される大谷翔平とドジャース戦友】ナンバー厳選写真を全部見る
エドマンが「みんなに愛される」ワケ
<名言1> (エドマンは)みんなに愛されるプレーヤーだ。 (アダム・ウェインライト/Number1069号 2023年3月9日発売) ◇解説◇ ナショナル・リーグ優勝決定シリーズ、ドジャースは4勝2敗でメッツを下し、4年ぶり25度目のワールドシリーズ進出を決めた。このシリーズでMVPを獲得したのは大谷翔平でもベッツでもなく、連日の好リリーフを見せたトライネンでもなく……シーズン途中で加入した、エドマンだった。 ドジャースにとって、今シーズンの泣き所は先発投手陣、そして「ショートと外野」だった。シーズン開幕前はショートで起用予定だったラックスが送球面の課題を踏まえて、セカンドのベッツと緊急コンバート。急きょながら遊撃守備をこなしていたベッツも死球による手の骨折によって離脱すると、ショートはロハスしかいなくなった。 さらには外野手も開幕当初スタメンに名を連ねていたアウトマンが打撃不振に苦しむなど、地区優勝を目指すにあたっては不安な陣容となっていた。ここで救世主として白羽の矢が立ったのはカージナルスに在籍していたエドマンである。 今季、エドマンは開幕前に右手首を痛めており、カージナルスで出場試合はなかった。しかしドジャースは2021年にはゴールドグラブ賞を獲得するなど内外野万能の守備力、俊足でありながらメジャー5年で53本塁打のパンチ力も買って、ホワイトソックス、カージナルス間の三角トレードによって期限ぎりぎりで獲得した。
ドジャースが「僕を温かく迎え入れてくれた」
そのエドマンはセンターとショートのユーティリティとして定着した。カブス戦では今永昇太から一発を放つなど、持ち味を存分に発揮して地区優勝に貢献。そしてポストシーズンでのパドレス戦以降はロハスの負傷を受けてショートを守り、メッツとの6試合では打率.407、OPS1.023、1本塁打11打点の大活躍を見せ、MVPを獲得した。まるで高校球児のように“丸刈り頭”でハッスルプレーを連発する姿に、心打たれるファンも多いだろう。 「素晴らしいチームです。(移籍加入した)僕を温かく迎え入れてくれたんです」 リーグ優勝直後のTVインタビューでこう答えたエドマンは、韓国系アメリカ人として知られる。2023年WBCでは韓国代表の一員となり、東京ラウンドでは大谷翔平を擁する侍ジャパンとも対戦した。カージナルスでチームメートとして戦ったウェインライトもエドマンをよく知る1人で、そのパーソナリティの魅力を肌で感じていた。 そしてエドマン自身も、ユーティリティプレーヤーとしての自身の存在価値について、WBC開幕前に発言していたことがある。 「セカンドかショートだろうと思うけど、どちらかまだはっきり言われていない。でも全然気にしないよ、両方の準備をこなしている」 韓国代表での定位置はどこになるか直前まで伝えられていなかったようだ(最終的にはセカンドに)。それでも全力を尽くそうとした姿勢は1年半後のドジャースでも見せて、WBC当時はライバルだった大谷と山本由伸らの心強い戦友となっている。
【関連記事】
- 【つづき→】大谷にベッツが“ついに本音”「ショウヘイの後ろを打つ…どうすれば」天才が吐露した「自分より上の選手がいる」苦悩
- 【写真】「ショウヘイ…デコピンかわいいね!」エドマンがニコニコ!スミスや由伸には“ムキムキすぎ腕”でシャンパンぶっかけ、テオスカーとのおふざけ、懐かしエンゼルスの兜パフォ…愛される大谷翔平を全部見る
- 大谷に米メディア“ついに本音”「自信を持って言える」じつは“50-50より絶賛された”MLB史上初の大記録…世界はオオタニをどう報じたか
- 【衝撃ルポ】大谷が消えた“エンゼルスの今”…元同僚のビックリ発言「チームのみんな言っている」球場で見た「残る日本企業の広告」「大谷のユニフォーム」
- 「見ててすごい」大谷の後ろで頼れるベッツ…“30億円自腹”ドジャースが電撃トレードで獲った背景「自分の役目をね」