石川の「加賀屋」休業 老舗旅館、地震で被害
石川県七尾市の和倉温泉にある老舗旅館「加賀屋」は、能登半島地震の影響で当面休業すると4日までに明らかにした。施設に損傷がみられるほか、道路や水道など周辺のインフラに甚大な被害が出ているためという。1月末までの予約は旅館側でキャンセルし、順次返金する。 【写真】避難所トイレ「もう限界」 道路寸断、仮設配備遅れ
「加賀屋」に加え、近隣にあるグループ旅館の「あえの風」「松乃碧」「虹と海」も営業を停止する。2月以降の対応については状況を見極めて判断し、ホームページで公表するとしている。 加賀屋は各旅館での電話対応が難しくなっていると理解を呼びかけ、「余震も続く中、ごく少数での出勤体制になっている」と説明した。