2年前は万車券が40本!「なぜダービーは荒れるのか」元ガールズケイリン賞金女王が日本選手権競輪を独自分析
「ガールズグランプリ2021」優勝、年間賞金女王の称号を手にした高木真備さんは、2022年5月に選手引退。その後は保護犬・保護猫活動に取り組み、自身がメインとなるイベント活動を精力的に行っています。そんな高木さんが30日からいわき平競輪場で行われる日本選手権競輪(通称:ダービー)を大展望! 2024年の“ダービー”は果たしてどんな大会になるのかお話を伺いました。
思い出のバンクいわき平は好相性!
いわきはめちゃくちゃ相性が良くて、 オールスター(2017年ガールズドリームレース)とサマナイ(2020年ガールズケイリンフェスティバル)と、ビッグの優勝がいわき平でしたし、“先行して11秒台で上がりたい”という目標をもって走っていた時がありましたが、それを達成できたのもいわき平競輪場。自分自身といわき平の相性がすごく良かった思い出があります。 サマナイで優勝した時は、決勝戦がはじまるまでその日の男子選手のレースをずっと見ていました。イエローライン付近がすごい伸びている傾向というがあったので、私が出場する決勝戦の時、最終バックではまだ後方だったんですけど、落ち着いて外のコースを踏めて伸びたことを今でも覚えています。
平バンクのポイントは4角イエローライン付近! 大外強襲選手に注目
まず、いわき平は風がすごく強いです。ナイターだとやんだりしますが、昼間は強烈な風が吹くので、予想するうえで風の影響については要注意じゃないかなと思います。バンクも直線がやや長いと思うので、自力選手は残るのが難しいです。4コーナー、イエローラインあたりのコースがよく伸びますので、大外から伸びてくる選手たちがゴール前で波乱を巻き起こすことがしばしば。 ただ、前を走ってる選手が、外から伸びてくる選手を牽制しようとして、内をあけると、内側からも割って入ってくる選手が伸びてきたりするので、内も外も全然違うライン選手決着で高配当という結果も見られますから、車券は本当に難しいですね(笑)。私自身、今年のいわき平記念で万車券を当てたりはしたのですが、2・3着が抜けで高配当を外しちゃったことがあったので、買い方は“全-全”車券がいいのかなって思いました(笑)。