<目指せ春1番>’20センバツ 履正社 選手紹介/4 /大阪
◇先生に支えられ成長 内星龍(うち・せいりゅう)投手(2年) 「この冬一番成長が著しい」と岡田龍生監督も太鼓判を押す。190センチの長身から投げる最速143キロの直球が持ち味だ。「フォームがようやく固まり始めた」といい、胸筋を開きやすくするためのトレーニングをして、毎日のブリッジを欠かさない。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 入部当初から、なかなかフォームが定まらなかった。不調が続いて心が折れかけたこともあった。支えてくれたのはクラス担任でもある多田晃コーチだった。練習後に電話したり、昼休みに相談に乗ってもらった。「先生がいなければ駄目になっていた」という。 甲子園では150キロの直球を投げるのが目標。マウンドに立った姿を見てもらいたいと思っている。吹田市立南千里中出身。 ◇祖母に感謝し投げる 辰己颯(たつみ・はやて)投手(2年) 軟式野球で活躍した父と、強豪・日南学園(宮崎)で甲子園の土を踏んだ兄の影響で、小学1年から野球を始めた。「コントロールには自信があります」という。スライダーとチェンジアップが持ち味の技巧派投手だ。 「自分の甘さを突きつけられました」と後悔している試合がある。2019年秋の近畿大会の準決勝戦。前半までは満足のいく投球だったが、後半に崩れてしまい九回に降板した。この冬は体力作りと生活態度の見直しに力を注ぎ、どんな場面でも落ち着いて投げられることを目指した。 今は大阪市内の祖父母宅から学校へ通う。栄養学を勉強して料理を作ってくれる祖母に感謝のピッチングをするつもりだ。奈良県橿原市立畝傍中出身。