安室奈美恵にセーラームーン、『おむすび』に刻まれる1994年 寺本莉緒の登場に波乱の予感
瑠梨(みりちゃむ)が結(橋本環奈)に“ハギャレンの活動休止”を告げる
聖人はアーケードの設置に協力してもらうため、真紀の父親で靴店の店主である渡辺孝雄(緒形直人)のもとを訪れる。だが、バブルが弾けてただでさえ景気が悪化している中、妻を亡くしていこじになっていた孝雄はお金を出すことはできないと一切聞く耳をもたない。2人のいざこざは子どもたちにまで影響してしまう。 そこで再び現代へと戻り、糸島の海を眺めながら昔のことを思い出していた結のもとにハギャレンのメンバーがやってきた。ルーリーこと瑠梨(みりちゃむ)は結に「もう今日でハギャレンの活動は辞める」と告げる。歩のために守ってきたハギャレンだったが、歩に存在価値を否定されてしまっては続ける意味はない。 その夜、家を出た歩は明日香と名乗る派手な女性から声をかけられる。かつてハギャレンと敵対する「天神乙女会」に所属していた彼女は、「やっと会えた。うち、あんたときっちり勝負つけたいって思ってたんよ」と言い放つ。すでにギャルからは距離を取っている歩だが、明日香(寺本莉緒)との出会いが大きく運命を変えそうだ。
川崎龍也