新年食材求め「大歳の市」盛況 金沢港いきいき魚市
金沢港いきいき魚市で28日、新鮮な海産物などを特売する年末恒例の「大歳の市」が始まり、新年の食材を買い集める地元客や観光客でにぎわった。 県産ズワイガニの雄「加能ガニ」や雌のコウバコガニ、寒ブリや甘エビなど冬の味覚をはじめ、数の子や酢だこ、タラの真子といった正月用の食材が店頭に並んだ。店によると、加能ガニ、コウバコガニとも例年より1、2割程度安い。仙台市から帰省中の大学生野尻誠一さん(20)=藤江北4丁目=は父の誠さん(52)と訪れ、ブリやエビなどを購入。「やっぱり日本海の魚はおいしい。これが楽しみで帰ってきた」と笑顔を見せた。 大歳の市は31日までで、最終日は売り切れ次第、終了となる。初売りは1月6日に行われる。