「50日ぶりに水が出た」安堵の声も…石川県管理の水道管補修完了 七尾市能登島に送水開始
日テレNEWS NNN
石川県が管理する水道管の補修がすべて完了し、22日朝、七尾市能登島に水が送られました。一部の住宅では、およそ50日ぶりに水が出たと安堵(あんど)の声が聞かれました。 22日午前9時ごろ、七尾市能登島にある水道施設では、職員が水道管に水を通す作業を行っていました。 県の水道管は地震で複数の箇所が壊れ、金沢にある調整池から七尾市までのおよそ120キロで水を送れなくなりました。 その後、先月29日までに七尾市の藤橋供給点までは復旧したものの、能登島須曽供給点までのおよそ10キロの点検や修理が続いていました。 七尾市の担当者 「バルブを開けて漏水を確認、大丈夫なら先に進む作業」 午後、能登島の一部の住宅では、水が出るようになっていました。 能登島の住民 「(Q:このお風呂に入るのは約50日ぶり?)50日ぶりですかね。水がいちばんお金より大事」 一方で、すべての住宅で水が出るようになったわけではありません。 県の水道管は全て復旧しましたが、市が管理する水道管の修理や点検は続いています。 能登島の住民 「まだ(水は)来てないね。きょうあたり来るって言っていたけどね」「せめてトイレだけでも(復旧)してくれたらいいのになと思う」 能登島を含む七尾市の断水は、来月にはすべて解消する見込みだということです。