敏腕スタイリストによるマンネリ打破の“挑戦服”。菊池陽之介さん、梶 雄太さんも登場！

着こなしの幅が狭くなる夏だからといって、毎年同じ格好ではつまらない。 幅を広げるなら、食わず嫌いだったアイテムを取り入れることも手段のひとつ。 ▶︎すべての写真を見る それを実践するスタイリストたちの“挑戦服”には、マンネリ打破のヒントがあった。

「主張のあるスニーカーは白パンで」

［Profile］雑誌、広告、子供服のプロデュースなど多様なフィールドで活躍。着こなしレクチャーをテーマにした本誌YouTubeコンテンツでは、指南役として視聴者の相談に乗っている。Tシャツ＝C.E　パンツ＝ファーラー　サングラス＝アヤメ

菊池陽之介さん 「メタリック系スニーカーは悪目立ちしそうと避けていました。ですが、ホワイトパンツに合わせると意外と馴染むことを発見。 しかもどちらもトレンドアイテムなので、コーディネイトに今までにはない新鮮さを演出できるのも目からウロコ。その場合、足元はアシックスの“ゲル”シリーズが鉄板です」。

3万3000円／アシックス

［挑戦靴］メタリックなハイテクスニーカー 「ゲル クォンタム キネティック」の最新モデル。クッション性の高さは言わずもがな、ブラックとゴールドの配色バランスがいい塩梅で、アースカラー系スタイルに溶け込む。

「軽快なイエローTシャツはとことん夏！なカラーコーデで」

［Profile］長年、多くのメディアで活躍。俳優、ミュージシャンなどのスタイリングのほか、近年はブランドのディレクションや写真展、文章作品の特別展など、独自の活動も精力的に行っている。パンツ＝スミス　靴＝マノロ ブラニク　キャップ＝ニューエラ

梶 雄太さん 「蛍光のアイテムは、普段から取り入れますが、なかでもインパクトのあるイエローは着てこなかった。 グラフィックに魅せられてこのTシャツに袖を通したところ、夏の日差しには蛍光イエローがマッチすることがわかりました。 同じく暑い日にも爽やかな白パンと合わせれば、馴染みやすいですよ」。

5500円／Hara Takahiro

［挑戦服］蛍光カラーのTシャツ サーファーでアーティストであるHara Takahiroさんが手掛けた一枚は、手書き風グラフィックをあしらったもの。気持ち大きめサイズをタックインして着るのが梶さん流。

「個性派サングラスが、モードに似合う」

［Profile］クリーピーナッツ、オモイノタケほか数多くのアーティストを担当。冬になると雪山に籠るスノボ愛好家でもある。今年はスノーライフブランド、ゲレンデマジックをローンチ。シャツ＝エルメス　ショーツ＝リーバイス　スニーカー＝ヴァンズ　腕時計＝ジャガー・ルクルト　ブレスレット＝エルメス

鹿野巧真さん 「普段は全身黒いコーディネイトで、サングラスはウェリントンが基本のベーシック派。でもたまたま吊り目型のサングラスを掛けたら、意外にも自分に馴染んで気分がアガッた（笑）。 そうなると、コーディネイトにも少し遊びを加えたくなり、今ではデザインが利いたシャツに必ず合わせています」。

3万3000円／ブラン

［挑戦物］キャットアイのサングラス 個性的なアイウェアを得意とするブランより。特徴的なキャットアイタイプだが、横方向にボリュームを持たせた独特のフォルムによりクセを抑えた。薄めのアセテートフレームが快適。