大谷翔平が退団したエ軍打線に専門メディアが持論! 「トラウトの怪我リスクを最小限に抑えられる」とする打開策とは?
ロサンゼルス・エンジェルスは6シーズン在籍した大谷翔平が今オフ、チームを去った。これまで、「二刀流スター」が投打の大黒柱となってきたが、来季からは戦力面はもちろん、ラインナップの顔触れにも変化が生じることとなる。 【PHOTO】10年総額約1015億円でドジャースに移籍!ユニホームを身に纏い入団会見を行った大谷翔平の厳選ショット! 打撃面では、主軸を担ってきた大谷が抜けたことで、どのような打線が組まれるかが大きなポイントのひとつ。エンジェルス専門メディア『Halos Today』では、近年、ほとんどのゲームで大谷の専任となっていた指名打者について持論を展開している。 同メディアは「エンジェルスが2024年に成長を目指すには、指名打者枠でショウヘイ・オオタニの穴を埋める必要がある」として、続けて「オオタニは2018年からそのポジションを占めており、外野での数試合を除いては一度もそのポジションを手放さなかった」と振り返った。 その上で「エンジェルスは重要なポジションで負傷者が続出している。マイク・トラウトとアンソニー・レンドーンは、チームのために一貫してフィールドに留まることに苦労している。したがって、来年出場するには、両選手ともシーズンを通して健康である必要がある」と主張している。 エンジェルスは昨季、シーズン序盤から負傷者が続出、主力選手も次々と戦列を離れ、中軸を担うはずだったレンドーン、主砲のトラウトも夏場までに負傷者リスト入りとなった。 同メディアは「解決策は簡単で、ローテーションの指名打者を使って選手たちを休ませる、擬似的な『休日』を作ることだ」と提言。さらに、「異なるポジションの選手をローテーションで起用することで、エンジェルスは野手での怪我のリスクを最小限に抑えながら、トラウトのバットをラインアップに残すことができる。レンドーンとミッキー・モニアックも同様だ」として、レギュラー陣の離脱を防ぐことが出来ると説いている。 また、ナショナル・リーグが指名打者制を導入した2020年に、ロサンゼルス・ドジャースが同様の選手起用を行なったと論じながら「ア・リーグ西地区で競争するために、エンジェルスはこの方法を利用して、年末までに最高の選手を確保できるようにする必要がある」と見解を示した。 トピックでは他にも、大谷の代わりとなる打者として、J.D.マルティネスなど、FAとなっている強打者獲得よりも、現有戦力の中で複数ポジションに対応できる選手などで、打線を構築すべきとも主張している。 過去6シーズンで、171本塁打を放った大谷の抜けた穴は間違いなく大きいと言わざるを得ない。だが、すでにベテランの域に足を踏み入れているトラウト、レンドーンなどにとって指名打者のローテーション起用は有効になり得るだろう。果たして、来季のエンジェルスはどのようなラインナップで新シーズンに臨むのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部
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