消波ブロックむき出しに 輪島の海岸、住民ら驚愕
漁港の海底が露出し、消波ブロックがむき出しになった。能登半島地震で地盤が隆起した石川県輪島市西部では、海岸線が200メートル以上、沖方向へ移った。住民らは「こんな光景になるとは」と驚愕している。 【写真】トトロ岩、左耳崩落か 石川県・輪島の海岸
同市門前町。道路近くに迫っていたはずの海岸線が消え、「砂浜」になった。残された消波ブロックの下部は藻が付着しており、以前、海に漬かっていたことが分かる。 被災した母親宅の片付けに来た金沢市の惣田大将さん(72)は「こんなことは今までなかった。海水浴客でにぎわった場所が様変わりしてしまった」と衝撃を受けていた。 産業技術総合研究所の調査チームによると、輪島市西部では海底が約4メートル隆起した。