米保険会社CEO殺害犯、名門大卒業生だった…支持者さらに増加
米最大手健康保険会社ユナイテッドヘルスケア(UHC)のブライアン・トンプソン最高経営責任者(CEO)が銃で撃たれて殺害された事件で、ルイジ・マンジオーネ容疑者(26)が事件後、米国内でむしろ英雄に浮上している。 【映像】米保険会社CEO銃撃の瞬間 トンプソンCEO殺害事件で指名手配されたマンジオーネ容疑者は9日午前(現地時間)、ペンシルベニア州アルトゥーナのマクドナルド店内で逮捕された。逮捕当時、マンジオーネ容疑者は犯行に使用したと推定される消音器が付いた拳銃と保険会社の利益追求行為を批判する内容が入った声明書を持っていたと伝えられた。 トンプソンCEOの死去後にUHCがソーシャルメディアに載せた公式哀悼声明には、トンプソンCEOを嘲弄する「笑顔」の顔文字が6万件近く付いた。UHCなど米国の保険会社は保険金支払いを延期したり拒否したりすることで悪名高い。 海外の報道によると、マンジオーネ容疑者はアイビーリーグの名門ペンシルベニア大で学士と修士学位を取得したエリートであることが明らかになった。マンジオーネ容疑者の写真も多数公開されたが、優れた容貌と筋肉がついた体で米国内のオンライン上で支持者がさらに増えている。 マンジオーネ容疑者は4日、ニューヨーク市マンハッタン・ミッドタウンのヒルトンホテル入口の歩道で消音器が付いた拳銃でトンプソンCEOを殺害した容疑を受けている。この過程は現場の防犯カメラに鮮明に映っているが、周辺に市民がいるにもかかわらずトンプソンCEOを悠々と殺害し、殺人犯が殺し屋ではないかという推測も出ていた。