菊池涼介、山口俊がポスティング申請も米メディア評価は対照的「菊池は遊撃ができれば興味を示す球団が出るかも」
ESPNは、2人のポスティングが公式に申請されたことを伝える短い記事の中で山口については、「今季15勝4敗で、防御率が2.91。170イニングで188の三振を取りセントラル・リーグの最多勝利&最多奪三振タイトルを奪い読売を5年ぶりのセ・リーグ優勝に導いた」と紹介。菊池については「3月に30歳になる二塁手の菊池は広島で今季13本塁打、48打点、14盗塁、打率.261だった」とだけ伝えた。 オンラインサイトの「メッツ・メライズド・コム」も2人のポスティング申請を動画付きで報じた。菊池に関しては「広島で8年のプロ生活すべてをプレーした。彼は二塁手のレギュラーとして出場した7年連続でゴールデングラブ賞を獲得し、最近は、プレミア12のトーナメントで最優秀守備選手に選ばれた」と紹介。フジテレビ系列のプロ野球ニュースの映像から「赤い忍者」と題してファインプレー集の動画を掲載した。だが、打撃については「多くの経歴はない」としてデータを並べて、2017年のWBCの米国戦で本塁打を放っていることが記された。 一方、山口については、クローザーと先発の両方を経験していることと昨シーズンのデータが紹介され、「9イニングあたりの被本塁打数は0.4、三振数は9.6だった」と付け加えられた。4月29日の横浜DeNA戦(東京ドーム)で5回1失点だったピッチングのダイジェスト動画が掲載されている。 また「ベテラン投手として、彼のキャリアには2018年のノーヒッターや、病院の警備員への暴行を原因とした処分で2017年のシーズン後半に出場停止を受けたことも記される。複数のスカウト情報によると山口は90マイル前後(約144キロ)の直球と日本でおそらく最も効果的とされるスプリッターを投げる」と評価した。 山口と菊池の両選手のメジャー評価は対照的。1月2日までに入札した球団と交渉が可能になるが、2人の移籍先に注目が集まる。