5人のパパ&幼稚園の先生・つるの剛士が、育休を取る父親にアドバイス「育休は男の”家庭訓練”期間」
じママ:育休を取ったことだけで満足してしまうパパには、どうしたら意識改革をしてもらえるでしょうか? つるの:育休っていうけれどのんびり過ごす“休暇”ではありませんよね
育休は男の「家庭訓練」期間!ママの負担が減るように経験を積み実行しましょう
そもそも、育休っていうけれどのんびり過ごす“休暇”ではないんですよ! 仕事場には出向かないけれど、今まで関わらずに、ママにまかせっきりになってしまっていた家庭内の“仕事”は山のように、毎日あるわけです。それをいちから覚えることから始め、同じようにとはなかなかいかないけれど、パパがいることで、少しでもママの負担が減るように経験を積み実行する。これが育休の目的のひとつです。 そうすることで、ママたちの日々の仕事の大変さや辛さ、イライラの原因がやっと理解できるようになるんです。一日中、大人との会話がないまま育児と家事に追われていたところにパパが帰宅。「今日ね……」と、堰を切ったように話し始めたいママの気持ちに寄り添えるようにもなるはず。 企業や社会も、そんな育休の目的や役割についてもっと発信して、パパたちには確固とした意識を持って、意味のある育休期間を過ごしてほしいと思います。
じママ:世のパパたちがみんな、つるのさんのような考えをもってくれるといいのですが…… つるの:ぜひ僕の“育休”ブログをパパたちに見せてください!
育休を取った人でしかわからないことってたくさんある
かくいう僕も、育休を経験するまでは、そんな“寄り添い”ができずにいました。恥ずかしいです。でもね、経験してみないとわからないんです! 僕は育休中、メモ帳片手に奥さんからいろいろと教えてもらっていたのですが、そこには僕自身が気づいたことやイライラしたこと、辛かったことなども書き込んでいくようになり、いつしか「育休ノート」となりました。その内容を、ブログにもアップしたところ、世のママたちから「こんなに共感して、子育て生活を理解してくれるパパがいるなんて!」と、大反響を呼ぶことになりました。 でも、そんな僕の体験記録は、育休前や、絶賛育休中のパパにこそ、見てほしいです! 育休を取った人でしか分からないことってたくさんあると思うし、未体験のパパには「こんな感じなんだ」と心の準備にもなるはずです。初めての育児だったらママたちも手探りで「育休取るならこういう意識を持ってほしい」というのも具体的に伝えづらいかもしれないので、育休を取ったパパたちの体験談や、この記事などをパパに読んでもらって、やんわり意識改革をしてもらうのもいいんじゃないかな。